かけ出しプロデューサー日記

映画プロデュース/上映会プロデュース/ヘルスケア/マーケティング

20代の情熱、40代の情熱

こんにちわ、菅谷です。

 

制作として映画に関わると、有り難いことに色んな大人の方に会う機会が多いです。

色んな人にお会いさせていただいたのですが、そんな多くの人に対して共通で感じる疑問があります。

 

「なんで、この人たちこんな仕事できるんだろう?」

 

もちろん人生や仕事の経験値が格段に違うことが主な理由なのですが、そこの奥には何か隠れている情念のようなものがあるんじゃないかな、と思ったりもするのです。

 

先日も、お世話になってる方々(40代の方、50代の方)に本作の話をしに行ったのですが、飲みの席でこう言われました。

 

「俺たちには、お前らみたいな情熱はないよ」

 

正直びっくりしました。その人は他の人が一週間でやる仕事を2、3日でこなしてしまうような人、風邪でぶっ倒れても翌日にはロケハンのために車走らせる鉄人みたいな人だからです。

その仕事量を情熱抜きにやるのは無理だろ、と僕は正直にそう思ったわけです。

 

いやいや、そんなことないんじゃないですか。

僕が、おべっか抜きに言ったあとに次のように教えてくれました。

 

 

「いや、無いよ。

でも、お前らにはない違う形の情熱みたいな物は持ってると思う。20代のころみたく純粋じゃないかもしれない、ひねくれてるかもしれないけどグツグツと湧く情熱はあるんだよ。 

  そりゃ、お前らみたいな爆発的な力はないけど、その代わり年取ったから知恵はある。

   俺が若いころに持ってた燃えるような熱い気持ちと、今ある低温の情熱+知恵とを比べてどっちが夢を叶えられるかって考えると今のような気がすんだよな。

だから、お前ら若いやつらは俺たちの胸に火を灯してくれ。俺たちも知恵をやるから。そんな相互関係が大事なんだよ。お前らも得る物は多いと思うし、お前たちの情熱を糧に俺たちも夢に向かっていけるから。」

 

正直、まだ24才なので理解しきれない部分もあるのですが、心にとまったので書きました。

 

20年後、僕はどんな情熱を持っているのでしょうか。

楽しみであったり、不安だったり

 

 

菅谷晟煕でした